3つの方法で痛みとは無縁になります

インプラント治療には手術が必要で、しかもドリルで骨に穴を開けて
チタン製の人工歯根を埋め込む、なんて聞くと、初めて治療内容を知った方は、
ギョっとするかもしれません。

痛みを気にする方に鎮痛方法を紹介しておきましょう。

1つ目は「静脈内鎮痛法」です。麻酔の専門医が腕の静脈から鎮痛薬を注入します。
患者さんはすぐに眠くなって、手術中のことは覚えていない状態になります。
目が覚めたら、あっという間に手術が終わっているような感覚です。
手術中にいびきをかく方もいるほどです。この方法でしたら、恐怖心を
感じることも、痛みを感じることもありません。

2つ目は「鎮痛薬の内服」です。セルシンやデパスといった薬を飲んで
いただきます。これらはマイナートランキライザーと呼ばれる比較的、
程度の軽い精神安定剤です。服用後、30分もすれば、すっと眠くなります。

静脈内鎮静法よりも簡便ですが、内服薬ですので、患者さんごとに効きやすさ
、効きにくさがあり、若干コントロールが難しいところがあります。

最後の3つ目が「ノーベルガイド」と呼ばれる画期的な方法です。
手術の痛みの原因は骨を削ることではなく(骨には神経がないため)、
歯茎を切ってめくることにあります。歯茎を切ってめくらなくてよければ、
痛みはありません。