骨の質と量の問題を解決するアプローチ2

骨のクオリティだけではなく、骨の量が少ないケースも多いです。歯を抜くと骨の吸収がはじまり、下顎は上から下に向けて垂直的に骨がなくなっていき、幅はあるが高さがなくなってきます。上顎の場合は、骨の高さもなくなりますが、その前に外側の唇側、頬側からも骨が吸収されるので厚みもなくなってきます。
骨の高さも幅もないというところに、インプラント体を埋入しなければなりません。インプラント体の直径は約4ミリ、周囲に最低1ミリずつの余裕が必要なので、骨は6ミリの幅が必要になってきます。この幅が取れない場合は、インプラントを諦めなければなりませんでした。
しかし現在は、骨の量が足りないケースにも対応できるように技術的な解決がなされています。最近は骨を再生して増やす技術も開発されているので、骨の量が少ない場合でも十分対応できるようになってきているのです。