下顎の神経を移動させてインプラント体を埋入する2

まずおとがい孔を通るおとがい神経周囲とその後方の下顎管を通過する下歯槽神経の通る外側の骨を切り取り、神経や血管をいったん外に出します。

これらを骨の外側に出したところでインプラント体を埋め込み、埋入が完了したところで、元の場所に神経などを戻すことで完成します。神経や血管を傷つけることなく、インプラントを埋入できます。

まれに麻痺が出るケースがありますが、時間が経てばある程度慣れてきます。この知覚麻痺は10人に1人の割合で起こります。難しい技術ですが、これを事前に行っておけば、骨を再生することなくインプラント体を埋入することが可能です。

技術は必要ですが、この方法を使うことで骨が吸収されている人でも、新たに骨を再生することなくインプラント埋入が可能になります。