インプラント治療の成否は歯科医院選びで決まってしまう②

なぜ治療回数が少ない医院が多いかと言いますと、簡単なインプラント治療しかできないため症例数が乏しくなるケースが挙げられます。または、あまり自信がないため、患者さんに強くすすめられない、あるいは患者さんが少ないという歯科医院もあるようです。

ひどい歯科医院では、インプラント治療を行うときだけ知人の歯科医に手術道具を借りている人もいます。ちょっと冷や汗が出るような話です。
そんな歯科医でも、貫禄があって堂々としていると腕の良い医師に見えてしまいます。外見に惑わされてはいけません。

思い切ってこう尋ねてみてください。「こちらの医院は、月に何回くらいインプラントの手術を行っているのですか?」と。
そこで困ったような顔をしたり、あいまいに答えをぼやかしたりするようであれば、治療を受けるのはちょっと待って、検討し直すべきでしょう。
医師には、患者さんの質問に答える義務があります。明快に答えられないということは、答えられない理由があるに違いありません。

では、具体的に月に何回の手術を行っている歯科医院であれば、信頼するに足るのでしょうか。
理想の回数は、月に30回ぐらいだと思います。

少なくとも、毎月10回程行っていることがボーダーラインだと思います。その程度の回数を答える歯科医なら大丈夫でしょう。

手術は、あまり間隔が空くようでは感覚を忘れてしまいますし、技術向上が図れません。コンスタントな経験だけが、医師の腕を磨くのです。