インプラント治療の成否は歯科医院選びで決まってしまう⑧

【治療後のメンテナンスがしっかりしていること】
基本的にインプラントは、歯周病になりさえしなければかなり長持ちします。
インプラントの10年後の残存率は95%です。残りの5%の原因は歯周病です。歯周病は、土台の骨を溶かしてしまいます。

歯周病は、天然歯を失う一番の原因です。これはインプラント治療にもあてはまります。インプラントは、天然歯と違ってむし歯にはなりませんが、歯周病の脅威は天然歯と同様です。

せっかくインプラント治療をしたにも関わらず、歯周病で失ってしまうのは、あまりにももったいないことです。
歯周病の予防には、治療後のメンテナンスがものをいます。インプラントの寿命を延ばすためにも、手術後の定期検診を行っている歯科医院であるかどうかも確認していただきたいと思います。

たとえば手術後は3~4ヶ月おきにPMTC(洗浄器具を使ったクリーニング)を行うことは重要です。これを行うことで、インプラントも天然歯も、長持ちするようになります。

メンテナンスをしっかり行っているかどうかは、患者さんに対する歯科医院の姿勢をあらわしています。メンテナンスにも手を抜かない歯科医院は信頼できます。定期検診体制をきちんととっている歯科医院を選ぶようにしてください。