インプラントについて知ろう⑦

インプラント治療の長所・短所

インプラント治療には多くの長所がありますが、反面いくつかの短所もあります。インプラント治療を検討されている方は、その長所・短所の両方を把握しておきましょう。

長所1 しっかり噛め、おいしく味わえる
インプラント体が歯槽骨に完全に固定されているので、噛む力は天然歯とほぼ変わらず、しっかり噛むことができます。
入れ歯のようにぐらつきやがたつきがなく、長時間使用している間にゆるむということも起こりません。
総入れ歯の場合は、上顎に分布する味蕾という味を感じる器官が床縁で覆われ、味がわかりにくくなってしまいがちです。
それに対し、インプラントは自分の歯と同様に、食べ物の味や感触がよくわかります。食べたい物を自由自在に噛んでおいしく味わえるということは、人生の大きな喜びと言えるでしょう。

長所2 はずれる心配がない
食事の最中あるいはくしゃみをした拍子などに総入れ歯がはずれてしまい、恥ずかしい思いをしたという体験を耳にします。
インプラントは歯槽骨にぴったり結合したインプラント体の上に、アバットメントと上部構造が固定されているため、入れ歯のようにはずれるという心配はありません。
「人前で入れ歯がはずれたら、どうしよう」という心配や不安を終始抱えていることは、心理的に大きな負担です。
こうしたストレスから解放され、おしゃべりを楽しみながら、食事を満喫できる事もインプラントの大きな長所の一つと言えるでしょう。