歯科治療においては、補綴も重要な要素です。
補綴というのは歯を被せることですが、美しく見せるには補綴の知識や技術、自然で美しい歯を作るラボ(技工室)の腕や理論的裏づけがひじょうに大切です。歯肉に注目すると、ガムラインを揃えることが最大のポイントといえます。
ガムラインとういのは歯と歯肉の境目のラインのことで、ここがきれいで適切なカーブを描き揃っていると、とても美しく見えます。
ガムラインが不揃いだったり、歯肉が不健康な色では見た目がよくありません。歯との境目の歯肉の形は、貝殻のカーブのようなスキャロップの形になっているのが理想的なので、1本1本の歯の歯肉をきれいなカーブを描くように形を整えます。
うまくやらないと歯肉がつれるなどしてとても汚らしく見えます。これに加えて、歯肉のガムラインが歯の切縁ラインとならんでいることが重要です。
歯の切縁のラインをスマイルラインといいます。口を開いたときに、歯の並びが整然と揃っていてスマイルラインと唇とがバランスが取れ、一定の高さで揃っているのが最高の状態なのです。