骨の状態がよくなくてもしっかり固定する方法があります

骨の状態がよくなくてもしっかり固定する方法があります

インプラント治療の患者さんの中には「本当に大丈夫なんでしょうか?」
と不安に顔を曇らせる方も実際にいます。無理もありません。

この時点では、皆さんインプラントに関する正しい知識を持っていないのですから。
例えば骨の状態に自信がない患者さんの場合は、本当にインプラント治療が適用できるのか不安に思っている人も多いでしょう。

ソケットリフト、サイナスリフトと呼ばれる上顎洞(じょうがくどう:
上アゴの上の鼻の奥にある空洞部分。人は誰でもここに空洞があります。)を持ち上げて骨を増やす方法もあります。

ソケットリフトは比較的簡単な手術法ですが、骨の量が極端に少ない場合は適用されません。その場合はサイナスリフトが選択肢となります。

ただ、サイナスリフトは手術が少々大がかりになり、患者さんの肉体的、金銭的負担も増すため、なるべく避けるようにしていますが、骨の量が極端に少ないときは有効な手術法です。

いずれにしても、手術のときインプラントを埋め込むことができなかった場合は、
医師の技術不足が原因である場合が多いと考えられます。患者さんの骨の状況がそれぞれ違うのは当然のことですから、こういった失敗を回避するためにも、手術前のCT撮影が必要なのです。

CT撮影した画像データをふまえて、綿密な手術計画を立てさえすれば、必ず防げる失敗だといえるでしょう。

ブリッジは健康な永久歯を削らなければ固定できません

ブリッジは健康な永久歯を削らなければ固定できません

ブリッジというのは、失った歯の両サイドを削り、文字通り橋渡しとなる
ブリッジ(人工歯冠)をかぶせて固定する治療法です。

たとえば1本の歯を失ってしまった場合、両サイドの2本の歯を削って、ブリッジをつくります。
要するに2本で3本分の仕事をさせるわけです。

そうなると当然、支えになる歯の負担は大きくなります。
一般的に約8年で、支えにするために削った歯はダメになってしまいます。

しかも支えるために削る歯というのは、健康な永久歯なのです。
残念ながら、ブリッジのデメリットはまだあります。
削った歯の寿命が尽きれば、その歯を抜き、さらに隣の永久歯を削らざるを得ません。

結果、ブリッジはどんどん長くなってしまいます。
永久歯を削る際、痛みをともなう場合もあります。そのときは神経をとらねばなりません。

神経というのは、わかりやすいように神経といっていますが、正式な名前は歯髄といいます。
歯髄の中には神経と動脈、静脈があります。

つまり、歯髄がないということは、動脈が通っていない状態ですから、歯に栄養がいかず、木でいうと枯れ木のようになり、強度が落ちてしまうのです。

さらに、血が通ってないため、白血球(リンパ球)がおらず、免疫機能がなくなり、
感染に弱くなります。

入歯は噛む力がでません

インプラントが入れ歯やブリッジと決定的に違う点をお教えしましょう。

インプラントが圧倒的に優れているのは、人工歯根のある点です。
入れ歯やブリッジには、歯根に相当する部分がありません。そのため使用寿命が
インプラントに比べ、ぐっと短くなってしまいます。

入れ歯はバネを使って両隣の歯に支えられるようにして固定する構造になって
います。そのため、バネをかけられた健康な歯に負担がかかってしまいます。

数年もたてば、ぐらぐらになってダメになってしまうケースがよく見られます。
また、かたい食べ物を十分な力で噛むことができません。入れ歯の噛む力は
天然の歯の5分の1程度しかありません。

食べ物のカスも溜まりやすく発音しづらくなることもあります。
何よりも入れ歯を入れるという行為自体、精神的な抵抗をともないます。

もちろん入れ歯にもメリットはあります。
治療の簡便さと、取り外しができるために衛生管理がしやすい点です。
しかし、どうしてもデメリットばかりが目立ってしまう治療法だといえます。

それでもインプラントそのものの安全性に、不安をおぼえる人がいるかもしれません。
大丈夫です。インプラント治療の実績がある歯科医院であれば、手術中に血圧や
脈拍、血中酸素濃度、脈波といったバイタルサインをきちんと測定しているはずです。
常に患者さんの調子に気を配っていますので、どうぞ安心してください。

3つの方法で痛みとは無縁になります

インプラント治療には手術が必要で、しかもドリルで骨に穴を開けて
チタン製の人工歯根を埋め込む、なんて聞くと、初めて治療内容を知った方は、
ギョっとするかもしれません。

痛みを気にする方に鎮痛方法を紹介しておきましょう。

1つ目は「静脈内鎮痛法」です。麻酔の専門医が腕の静脈から鎮痛薬を注入します。
患者さんはすぐに眠くなって、手術中のことは覚えていない状態になります。
目が覚めたら、あっという間に手術が終わっているような感覚です。
手術中にいびきをかく方もいるほどです。この方法でしたら、恐怖心を
感じることも、痛みを感じることもありません。

2つ目は「鎮痛薬の内服」です。セルシンやデパスといった薬を飲んで
いただきます。これらはマイナートランキライザーと呼ばれる比較的、
程度の軽い精神安定剤です。服用後、30分もすれば、すっと眠くなります。

静脈内鎮静法よりも簡便ですが、内服薬ですので、患者さんごとに効きやすさ
、効きにくさがあり、若干コントロールが難しいところがあります。

最後の3つ目が「ノーベルガイド」と呼ばれる画期的な方法です。
手術の痛みの原因は骨を削ることではなく(骨には神経がないため)、
歯茎を切ってめくることにあります。歯茎を切ってめくらなくてよければ、
痛みはありません。

高い麻酔技術によって、痛みを確実に遠ざけます

インプラントを埋め込むためには骨に穴を開けるわけですから、
さぞかし痛いと思われるでしょう。ところが、皆さんご存知ないかもしれませんが、骨には神経がないのです。

痛みを感じる神経そのものがないのですから、骨から痛みが生じることはありません。
痛いとすれば、骨を露出するために歯茎を切開するときが考えられますが、このときも痛みを感じさせません。

何故なら麻酔をするからです。麻酔が効けば痛いわけがありません。
では、麻酔をするとき、麻酔そのものが痛いのではないかと思われる
かもしれませんが、それも心配しなく大丈夫です。痛みがなく麻酔できる技術があります。

ただ実際の現場では、一般的な麻酔が効きにくい方が約1%おられます。
そういう方の場合は、より丁寧な麻酔をすることで対処することができます。

手術後に麻酔が切れると、確かに多少は痛みます。
しかし、その点も安心してください。そのときは痛み止めを処方致します。
しっかり効きますので、痛くありません。

それでもなお痛みを気にする方のためには、さらに別の鎮痛方法があります。
痛みというのは、あくまでも個人の感覚で、他人とは共有できないものです。
痛みに強い人もいれば、弱い人もいます。

そこまで配慮し、考慮した上で、より効果的な鎮痛方法を適用します。

他の医院でインプラントを断られたい人へ ~喫煙の問題~

前回までのブログで、インプラントが出来ない原因として

1、手術上での理由
2、解剖学的な理由
3、全身的な理由
4、自己管理の問題

についてご紹介させて頂きましたので、今回は

5、喫煙
・ヘビースモーカーでタバコを止められない。

について解説させて頂きます。

喫煙は、全身の健康に多くの悪影響を与えるという事は皆さんご存知のことと思いますが、実はインプラント治療においても同様のことが言えます。

実際に、タバコを吸う人は、吸わない人に比べてインプラントの失敗率が高いという研究結果も出ており、喫煙者の失敗率は非喫煙者に比べて、約3.7倍高いと言われております。

また、下顎にインプラントを埋入する場合よりも上顎に埋入する場合の方が喫煙による失敗リスクが高い傾向が見られておりますので注意が必要です。

では、なぜタバコがインプラントにこれほどまでの悪影響を及ぼしているのでしょうか?

以下、その原因をご紹介していきます。

●インプラントが顎の骨と結合しない
タバコに含まれているニコチンは、歯肉の血流を悪くしますし、一酸化酸素は、インプラントを支える歯肉に酸素や栄養を運ぶのを妨げます。
そうなると、骨とインプラントが結合しにくくなってしまいます。

●インプラント歯周炎の感染リスクが高くなる
タバコは白血球の機能を低下させる作用があります。
その結果、細菌に対するインプラントを支える歯肉歯肉の免疫力が低下するため、細菌に感染しやすくなり、インプラント歯周炎を発症させてしまいます。

●手術の傷が治りにくい
タバコに含まれているニコチンは、歯肉の血行を悪くして傷の治りを悪くします。
そのため、手術の傷が治りにくく、化膿してしまう可能性もあります。

もし現在タバコを吸っていらっしゃる方でインプラント治療をご希望されている方、インプラント治療を行うのは、禁煙をすることが前提だと思ってください。

当院ではインプラント治療に関するさまざまなご質問を受け付けております。
ご不明、ご不安な事がある方は是非お気軽にご相談ください。

他の医院でインプラントをインプラントを断られた人へ ~自己管理の問題~

前回までのブログで、インプラントが出来ない原因として

1、手術上での理由
2、解剖学的な理由
3、全身的な理由

についてご紹介させて頂きましたので、今回は

4、自己管理の問題
・歯ブラシがしっかりできない

について解説させて頂きます。

以前のブログで、30歳以上の方が歯を失う原因として一番多いのが歯周病であるとご紹介させて頂きましたが、実は、歯周病で歯を失った場合には、インプラント治療が出来ない場合もございます。

それが、上記で挙げさせて頂いた”自己管理の問題”によるものです。

インプラントは基本的にチタンとセラミックで作られている人工物ですので、天然の歯のように虫歯になることはありません。

しかし、インプラントを埋入している骨やその周囲にある歯茎は天然のものですので、日頃のケアやメインテナンスを怠っていると、インプラントを埋入した骨や歯茎の部分も歯周病と同じ症状を発症するしてしまいます。

それが”インプラント歯周炎”と呼ばれるもので、最終的にはせっかく入れたインプラントを撤去しなければいけなくなってしまいます。

歯を失ってしまったそもそもの原因が、重度の歯周病によるものだった場合で、かつその歯周病になった要因に自己管理の問題があった場合は、その”問題”を解決せずにインプラントを埋入してしまうと、インプラント歯周炎を発症してしまいインプラントが抜け落ちてしまう事になりかねません。

ですので、当院ではそのような場合、必ずその問題を解決してインプラントを埋入します。

中には、歯周病であろうがインプラントを埋入し、またインプラントも打ちっぱなしでメンテナンスはしない。という歯科医院もあるようです。

医院選びの際は、治療後のアフターケアもしっかりと行ってくれる医院を選ぶようにしましょう。

当院では、インプラント治療を行った歯科医師自身が、手術後のメンテナンスまでしっかりと責任を持てケアしております。

他の医院でインプラントをインプラントを断られた人へ ~糖尿病の場合~

前回までのブログで、インプラントが出来ない原因として

1、手術上での理由
 ・恐怖で口を空けることが出来ない。
 ・歯科恐怖症の方
 ・嘔吐反射の強い方
 ・パニック障害の方

2、解剖学的な理由
 ・骨が少なすぎる
 ・骨の質が良くない 

についてご紹介させて頂きましたので、今回は

3、全身的な理由
 ・重度の糖尿病
 ・心臓疾患がある
 ・血液疾患がある
 ・重度の骨粗鬆症である

について解説させて頂きます。

前回まででお話しいたしました上記1、2、については、歯科医師側の技術によりカバーできるものでしたが、今回ご紹介させて頂く3、については、歯科医師の技術が高くても、インプラント治療を行なえない場合が多くあります。

そもそも、インプラントというのは”外科手術”ですので
糖尿病、肝炎、心臓疾患、ぜんそく、高血圧などといった、手術に危険が伴うと判断される場合はインプラントを行なえない場合があります。

●例えば、糖尿病の方のインプラントの場合・・・

糖尿病は、進行してくると、体の免疫機能を低下させてしまいます。
糖尿病になると傷が治りにくくなってしうのも、この免疫力の低下が関係しているのです。

このような、免疫力が下がってしまった人へインプラント治療を行った場合、細菌感染に対する抵抗力も低下しているため、手術のリスクも上がってしまいます。

また、手術後もインプラント周囲炎を発症し、脱落を招くリスクが高いので、糖尿病の方へのインプラント治療は、極力控えた方が宜しいかと思います。

ただし、全ての糖尿病患者様がインプラントが禁忌ということではありません。
血糖値のコントロールがうまくできていれば、インプラント治療も十分可能になります。
目安としては

1. 空腹時血糖値が150以下(状況により200以下)
2. HbA1-cが7%以下(状態により8%以下)
3. 尿ケトン体(-)
4. 重篤な合併症がない

と言った状態であれば、インプラント治療は可能であると思います。

ただし、あくまで目安ですので、必ず内科主治医に、インプラント治療が可能かどうかの相談をするようにしてください。

また、インスリン注射や血糖降下剤を服用されている方は周囲が必要です。

何故なら、インプラント治療後に腫れがあったり、食事制限等で食事が十分取れなかった場合、いつも通りに決まった時間に血糖降下剤の服用やインスリン注射を行ってしましますと、血糖値が下がりすぎてしまい低血糖症となってしまうからです。

その為、 手術当日のインシュリン注射や薬の服用、食事制限の有無について、事前に担当歯科医師、担当内科医に確認することが必要です。

糖尿病という理由で今までインプラントをあきらめていた方、
ご自身がインプラント治療可能かどうか、まずはお気軽にご相談ください。

他の医院でインプラントをインプラントを断られた人へ ~骨の量が少ない~

前回のブログで、インプラントが出来ない原因として、歯科恐怖症や嘔吐反射、パニック障害の方の例をご紹介いたしましたが、今回は、2、の

・骨が少なすぎる
・骨の質が良くない 

と言った理由でインプラントが出来ない方への対処法をお伝えさせて頂きます。

インプラントという治療法は、顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込む治療法ですから、当然、その顎の骨が厚く、丈夫であれはあるほど、インプラント治療を安全に行うことが出来ます。

しかし日本人は、西洋人と比べて骨が薄く、あまり丈夫ではないという性質があるため、当院にも、「骨が足りない、薄いという理由でインプラント治療を断られたという方が多く相談に来られます。

そのような場合、当院では、骨の再生手術を行う事で、インプラントを埋入出来るだけの骨を作ってからインプラント手術を行います。

骨の再生には、いくつかの手法があります。

1、サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

サイナスリフトとは、上あごの歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に、骨の移植をしたり、再生療法などで骨造成を誘導する治療法です。

サイナスリフトは、骨造成が多くできる事と、目で確認しながら手術できるというメリットがありますが、反面、手術の難易度が高い事、骨が出来るまでに6ヶ月~1年かかるため、患者様の精神的、肉体的な負担が大きい事というデメリットもあります。

その為、骨を多く再生する必要がある場合(歯槽骨の高さが5ミリ未満の場合)にサイナスリフトを使い、歯槽骨の高さが4ミリ以上ある場合は、次で紹介するソケットリフトを用いることが一般的です。

2、ソケットリフト (上顎洞底挙上術)

ソケットリフトもサイナスリフトと同じように、上あごの歯槽骨の薄い部分の上顎洞底部に骨を作る治療法ですが、サイナスリフトが歯が生えていた部分の側面の歯ぐきからアプローチするのに対し、ソケットリフトは歯の生えていた部分、もしくは歯を抜いた時に出来た穴からアプローチすると言ったその手法の違いがあります。

この手法を採用すると、骨の移植と同時にインプラントを入れることが出来るため、サナスリフトよりも短期間で治療を終えることあができます。

ただし、骨を作れる範囲が限られるという事、治療を受けられる人が限られるというデメリットもあります。

3、GBR法(骨誘導再生法)

以前のブログで、歯周組織を回復させる方法としてGTR法をご紹介させて頂きましたが、GTR法では、骨を含む歯肉などの組織まで回復させるのに対し、GBRは骨だけの再生を促す治療法です。

具体的には、骨が不足している部分にバリアメンブレンとよばれる膜を覆うことで骨を作るスペースを確保し、その中に、骨のもとになる素材を詰めて、骨の再生を促していきます。

サイナスリフトやソケットリフトは上顎の骨を増骨するための治療法ですが、GBR法は下顎の増骨にでも使うことが出来ます。

それぞれどの方法がベストかは実際の症状を見てみないとわかりませんが、もし、「骨が無いからインプラントが出来ない」と断られてきた場合は、上記の様な治療法を実施している医院様に相談されてみたらよいかと思います。

当院でもさまざまな骨再生療法治療を実施しております。

他の医院でインプラントを断られた人へ

虫歯や歯周病で救えなかった歯の全てをインプラントで治療できる訳ではありません。

治療を受けたい人の中には、さまざまな理由により、インプラント治療ができない時があります。

当院へも、他の医院でインプラント治療が出来ないと言われ、相談に来られる人が多くいらっしゃいますが、しかしながら、当社にて診断した結果、患者様のお望みどおりにインプラント治療を行うことが出来たケースも多々あります。

インプラントが出来ないと言われた場合にも、その原因をしっかりと把握出来ていれば、それに対応することでインプラント治療が可能になるケースもございますので、まずは原因をご自身でしっかりと把握することが大切です。

今回は、その原因についてご紹介していきます。

インプラントが出来ない理由には、主に、下記の5つに大別されます。

1、手術上での理由
 ・恐怖で口を空けることが出来ない。
 ・歯科恐怖症の方
 ・嘔吐反射の強い方
 ・パニック障害の方

2、解剖学的な理由
 ・骨が少なすぎる
 ・骨の質が良くない 

3、全身的な理由
 ・重度の糖尿病
 ・心臓疾患がある
 ・血液疾患がある
 ・重度の骨粗鬆症である

4、自己管理の問題
 ・歯ブラシがしっかりできない

5、喫煙
 ・ヘビースモーカーでタバコを止められない。

本日は1、の手術上での理由について詳しくご紹介して参ります。

これらの症状が出てしまう方は、過去に歯医者さんであまりにも辛い体験をしてしまったり、心の病を抱えているケースがほとんどです。

重度になると、歯科医院に行こうとするだけで強い恐怖に襲われ、吐き気や発汗や手足の震えなど、体が思うように動かなくなってしまう事もあります。

このような場合、まず口をあけることすら難しいですし、また無理に治療をしようとすると、動悸が激しすぎて呼吸困難を起こしてしまったりすることさえ出てきますので、多くの歯科医院では治療を断るケースが多いのです。

当院ではこのような場合、静脈内鎮静法という麻酔の手法を使って治療を行います。

静脈内鎮静法とは、精神安定剤を静脈に点滴していく方法で、点滴開始後1~2分ぐらで眠ってしまう場合がほとんどです。

完全に眠っているか、まどろんだ状態で治療を行いますので、痛みや不快な音などはほとんど気にならなくなり、「いつの間にか治療が終わっていた。」と感じる方がほとんどです。

ただし、非常に専門的な知識が必要になってきますので、この治療法を取り入れている歯科医院はまだまだ少ないのも実情です。

とは言え、今まで、歯科恐怖症などの理由により治療が出来なかった患者様にとっては、非常に有効な手段と言えると思いますので、一度専門の先生にご相談されてみることをおススメ致します。

当院の静脈内鎮静法を使った治療についてはこちら