歯を失う原因について

日本人が歯を失う二大原因は、ずばり、むし歯と歯周病です。

少し古いデータではございますが、2005年に、8020推進財団の調査で行われた「全国抜歯原因調査結果」では、
 
  1位:歯周病 41.8%、  2位:虫歯 32.4%、 3位:破折 11.4%

との事で、主に30歳以下は虫歯により、30歳以上は歯周病により、歯を失っていることが明らかになりました。

また、実は、歯を失う”順番”にも傾向があるようです。

一番早く失う可能性のあるのは、親知らずを除いて奥から2番目の歯、「第一大臼歯」(6歳臼歯)と呼ばれる歯です。

この「第一大臼歯」は、永久歯の中でも一番早く生えてくる歯であり、また歯に深い溝があるため、唾液の抵抗力や歯ブラシの効果が効きづらく虫歯や歯周病に対してのリスクが最も高いと言われております。

第一臼歯が抜けてしまうと、そこに凸凹や陰になる部分が出来て歯垢がたまりやすくなってしまい、そこからまた虫歯や歯周病が発生する確率が高まってしまいます。

また、その歯が抜けた分を補うために、両隣の歯を大きく削る「ブリッチ治療」や、隣の歯に針金をかけて固定する「部分入れ歯治療」を行うと、その削られた歯、針金がかけられた歯に大きな負担がかかってしまい、結果、今度は、その支えていた歯が失われていく事になります。

歯を失ってしまうのを防ぐためには、まずはどのような原因で歯が失われていくかを知り、適切な治療法を選択する事が重要です。

当院では、この連鎖を止めるためにも、歯が失われた時には両隣りの歯に負担をかけない、インプラント治療をお勧めしておりますが、状況は個々によっても異なりますので、まずはご相談来られることをお勧めいたします。

20年の治療実績と最新設備で患者様にとって最適な治療法をご提案しております。