インプラントとは人工の歯根①

インプラントとは人工の歯根です。歯肉を切開してあごの骨に人工的な歯根部を埋め込んで、歯肉でおおうように縫合し、その上に人工歯を取り付ける最新の治療方法です。
入れ歯のようなわずらわしい取り外しも不要ですし、見た目もきれいで、使い心地も入れ歯のような違和感がないのが特長です。また、ブリッジのように、健全な両側の歯をけずって、周囲の歯に負担をかけて弱めるような心配もありません。

インプラントを入れたら、腫れて痛くてどうしようもないという話を耳にすることがありますが、それは疑いもなく失敗です。
歯科医は患者さんに対して、何年後、何十年後まで責任をもたなければなりません。とくにインプラントは、患者さんに金額的に負担を与える治療になります。それを考えるとたいへん責任を感じます。

インプラント治療をするには、歯科医にもかなりの勇気と自信が必要となります。
かつて、インプラント治療は、安定性に欠ける心配がありましたが、最近開発されているインプラントは、すでに世代が違ってきています。
かなり安定性、定着率が高くなっており、ふつうの歯科治療とほとんど変わらないくらいの成功率になりましたから、安心・確実な治療法だといえます。