インプラントについて知ろう④

ブリッジの仕組みと特徴

欠損した歯が1本から数本で、その隣在に自分の歯が残存している場合に適応となるのが「ブリッジ」です。
両隣の健全な歯を削って土台を作り、そこに橋渡しをするように連結した上部構造(人工歯冠)をすっぽりかぶせ、固定する治療法です。

長所としては、固定されているため違和感はほとんどなく、噛む力ももともとの歯の60~80パーセント程度あります。比較的短時間で治療がすみ、費用面でも健康保険が適用されるものと適用外の自費診療があるので、選択することができます。

短所は、支えになる両隣の健全な歯のエナメル質という硬い表面部分を削らなければならず、せっかくの健全な歯がダメージを受けることです。
象牙質がむき出しになってしまうと、細菌が侵入して、虫歯を発症しやすくなります。
ブリッジの根元や上部構造と歯の境目にはプラーク(歯垢)がたまりやすく、歯周病を発症する可能性も高まります。欠損した歯の歯槽骨は、部分的に吸収されていってしまいます。

また、支えの歯が虫歯になった場合、ブリッジを壊し、はずしてからでないと治療ができません。

インプラントについて知ろう③

総入れ歯の短所は、構造的な宿命として安定感を得ることが難しく、噛む力が極端に弱くなることです。健全な歯に比べ、咬合力が4分の1程度まで落ちてしまいます。
そのため、好きな物を自由に噛むことをあきらめている人が多いのが実情です。はずれやすいという点も、総入れ歯のデメリットの一つと言えるでしょう。

口の中というのは極めて敏感です。
口の中の異物感は、部分入れ歯よりかなり強くなります。特に上顎の奥の方には、軟口蓋といって、嘔吐反射を司る迷走神経と舌咽神経が交差している部分があるため、上顎に総入れ歯をはめると、刺激に敏感な人は吐き気を催すことがあります。
噛み合わせ(咬合)に満足を得るのが難しい場合も多く、痛みに悩まされる人も少なくありません。また、入れ歯の不具合から発音がしづらく、言葉が不明瞭になるケースもあります。

そして、部分入れ歯も総入れ歯のどちらも、問題となるのは、適切ではない入れ歯を長く装着していると、持続的な圧迫により、歯槽骨(顎の骨)が少しずつ吸収され、やせていくということです。最終的には頬がくぼんで老けて見えたり、やがて合わなくなって、新しい入れ歯に作り替えをしなければならないこともあります。

インプラントについて知ろう②

総入れ歯の短所は、構造的な宿命として安定感を得ることが難しく、噛む力が極端に弱くなることです。健全な歯に比べ、咬合力が4分の1程度まで落ちてしまいます。
そのため、好きな物を自由に噛むことをあきらめている人が多いのが実情です。はずれやすいという点も、総入れ歯のデメリットの一つと言えるでしょう。

口の中というのは極めて敏感です。
口の中の異物感は、部分入れ歯よりかなり強くなります。特に上顎の奥の方には、軟口蓋といって、嘔吐反射を司る迷走神経と舌咽神経が交差している部分があるため、上顎に総入れ歯をはめると、刺激に敏感な人は吐き気を催すことがあります。
噛み合わせ(咬合)に満足を得るのが難しい場合も多く、痛みに悩まされる人も少なくありません。また、入れ歯の不具合から発音がしづらく、言葉が不明瞭になるケースもあります。

そして、部分入れ歯も総入れ歯のどちらも、問題となるのは、適切ではない入れ歯を長く装着していると、持続的な圧迫により、歯槽骨(顎の骨)が少しずつ吸収され、やせていくということです。最終的には頬がくぼんで老けて見えたり、やがて合わなくなって、新しい入れ歯に作り替えをしなければならないこともあります。

インプラントについて知ろう①

3つの治療法の選択肢

もしあなたが歯周病や虫歯、突然の事故などで歯を失ってしまったら、どんな治療法を選びますか?
歯を喪失した場合の治療を歯科の領域では「補綴治療」といいます。
補綴治療には、「入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)」「ブリッジ」「インプラント」の3つの選択肢があります。それぞれの仕組みと長所・短所をご説明しましょう。

●部分入れ歯の仕組みと特徴

歯の欠損が1本だけから、上顎、下顎それぞれで歯が1本でも残っている場合に適応となるのが「部分入れ歯」です。
入れ歯の土台にはレジン(樹脂)製の「床」という覆いがついており、入れ歯から出ている金属のバネ(クラスプ)を隣接した天然歯にひっかけて鉤歯(こうし)として固定するという仕組みになっています。

長所としては、健全な歯を削らないですむことや、簡単に取りはずしができるので手入れが簡単な点があげられます。
また、比較的短期間で治療がすみ、費用面では健康保険が適用されるものと適用されない自費診療とがあり、選択ができます(素材などによる)。
最近では、金属のバネがなく、鉤歯に優しいノンクラスプ義歯(自費診療)などが開発され、有用性が増しています。

一方、短所は、異物感があり、口を開けたときにバネが目立つという点でしょう。
また、入れ歯の取り外しをする際に、バネをかけた鉤歯のエナメル質がはがれやすく、さらに、入れたり外したりを繰り返すうちに、鉤歯がぐらつき始め、やがて歯が抜けてしまうおそれもあります。

インプラントでこう変わります⑥

インプラントは健康な歯に悪影響を及ぼしません。
被害を拡大することが一切なく、自分の歯のように長く安定的に使うことができるのです。インプラント治療をする理由はここにあります。

さらに、インプラント治療のいいところは、顎の骨の吸収を防いでくれることです。歯を失うと、歯を支えている歯槽骨は、お役目が終わったということで、吸収(溶けてなくなる)されてしまいます。これは誰にでも起こる生理現象なのです。
この現象にともなって、顎の骨は次第にやせていきます。するとどうなるか。歯がない老人特有の顔になってしまいます。歯を失うと、急激に老けた印象になるのは、そういうわけなのです。インプラントを埋め込めば、歯槽骨が吸収されるのを防げます。ということは、老け顔になるのを防げるのです。若々しい表情を長く保つことができます。

手術という言葉が、治療内容の印象を重々しくしていますが、本当はそんなに大げさなものではありません。オールインフォーのような大がかりな手術でも、およそ12本の歯をつくる手術をするのに、90分くらいですみます。
もちろん患者さんの治療ケースによって、時間が前後しますが、2から3本くらいの小さな手術であれば、30分くらいで終わります。

インプラントでこう変わります⑤

『健康な歯を痛めない』
インプラントが入れ歯やブリッジと決定的に違う点は、健康な歯を疲弊させない、傷めないことです。
入れ歯やブリッジは、歯が悪い、または歯を失ったからそうされているにもかかわらず、残っている健康な歯を傷めていきます。矛盾を感じませんか?

総入れ歯の場合は、そもそも健康な歯がない状態なので、そのような矛盾を考えなくてすみますが、部分入れ歯の場合は、矛盾を感じずにはいられません。
健康な歯にバネをかけて支えるため、時間が経てば、だんだん健康な歯がぐらついてきます。
そうなれば抜歯をせざるを得ません。まさしくこの状況は、被害を拡大させているにすぎないのです。

ブリッジもしかりです。わざわざ隣接する健康な歯を削って、人工の歯を文字通り橋渡しして支えます。
支えの歯には常に負担がかかるため、やはり最終的には健康な歯を抜くことになります。入れ歯もブリッジも、ある意味で生涯リスクを背負ったままであると言えるでしょう。

インプラントでこう変わります④

スポーツもできるようになって、性格が変わる
スポーツと歯。この因果関係はとても深く、切っても切れないものです。一流のスポーツ選手は、パフォーマンスを向上させるために、歯科医院に足しげく通います。噛み合わせを良くするためです。

筋肉を使うとき、人は必ず歯を噛みしめます。ときにはぐっと強く歯を食いしばります。しっかり噛みしめられるからこそ、力を十分に出せるのです。自分は一流のスポーツ選手でないから関係ない、と思うかもしれませんが、誰もがちょっとした運動をする中で、必ず歯を噛みしめています。少し走るだけでもかみしめているものなのです。

歯がなければ思うようにスポーツができません。力が出せなくなりますし、集中力も発揮できなくなります。そうなると、動くことすら億劫になって、不健康に一直線です。
やはり歯のあるなしが、アクティブな生活が送れるかどうかの分かれ目になるのです。
ですから、どうかインプラント治療でしっかり噛めるようになって、スポーツも積極的に楽しんでほしいと思います。

実際、治療者の多くは、前向きな性格になって、よく運動をして、よく食べ、充実した毎日を送っています。歯がある毎日は、体も心も健やかにしてくれるのです。

インプラントでこう変わります③

食事がきちんと出来れば、栄養摂取も十分になります。当然、健康にもつながります。
また、よく噛むことは、老化をゆるやかにする効果があります。
一般的に、歯がない人よりも歯がある人のほうが認知症になりにくいといわれています。
つまり噛む人は、いつまでも若々しくいられるのです。

『見た目がきれいになって、自信が持てる』
いつまでも若く美しくありたい。世の女性の変わらぬ願いでしょう。
男性だって「いつまでも若々しさにあふれていますね」と言われたいものです。
若々しさとは、口元に顕著に現れると考えています。
歯がなければ、口元がすぼまりますし、噛む力が衰えれば、表情筋が弱くなって、顔の肉が下がってしまいます。すると、実年齢よりも上に見られてしまいがちな顔になるのです。

歯があればよく噛めるので、表情筋が引き締まり、口元に張りが出てきます。そして、なによりも歯があれば、思い切り笑う事ができます。
人前で笑顔を見せることが怖くなくなり、むしろ自信を持って笑顔を見せられます。

入れ歯のように不意に外れてしまう心配もありません。インプラントの人工歯は審美性も非常に高く、プロである歯科医師でも、本物の歯と見分けがつかないほどです。

インプラントでこう変わります②

言葉でこの爽快な使用感をお伝えしきれないのが歯がゆいところです。
自分の歯で食べ物をしっかり噛んでいた頃に、時間が巻き戻ったと考えてくださっていいかと思います。歯が復活するのです。決して言い過ぎではありません。

好きな食べ物が思い通りに何でも食べられる気持ちよさは、それまで不自由をされていた方であればあるほど、強く実感していただけるでしょう。
ものをよく噛んで食べるという行為は、人間にとってどれだけ重要で大切なことか。
どれだけ喜ばしいことか。この感動を患者さんに味わっていただきたいからこそ、インプラント治療をおすすめするのです。

たしかに、治療費は入れ歯やブリッジと比較すれば高額です。
ですが、この感激は、金額の多寡ではかれるものではないでしょう。ものをよく噛んで食べる喜びが取り戻せる。だから治療後の患者さんたちから、喜びの声がたくさんよせられるのです。
どうぞ、リンゴを丸かじりしてください。おせんべいや漬物をバリバリ噛んでみてください。肉でもおそれることはありません。ガムだって大丈夫。
なぜならインプラントは、あなたの第2の永久歯なのですから。

インプラントでこう変わります①

自分の歯のようにしっかり噛めて何でもおいしく食べられる
入れ歯やブリッジをされていた方ほど、インプラントでなんでも噛めるようになることが信じられないようです。

入れ歯もブリッジも自分の歯のような実感がなかったため、インプラントがそこまで劇的に変化をもたらす治療であることが、想像できないからです。
食べ物の噛みやすさについてランクづけするならば、一位インプラント、二位ブリッジ、三位入れ歯という順番になるかと思います。

噛むという行為について、入れ歯とブリッジでは結構差があります。ブリッジの方が噛みやすいのですが、どちらにしても違和感はつきまといます。
また、ブリッジとインプラントを比べても、噛む力はインプラントの方がはるかに大きいです。そもそもこの三者を比較することが間違っているかもしれません。とくにインプラントは完全に別物です。
なぜなら、インプラントは、自分の歯を持つのとなんら変わりがないのですから。